前編・中編に引き続き、悪質なデートクラブの詐欺事例と対処法を紹介しています。

デートクラブに登録=風俗店に登録の“スカウト詐欺”

デートクラブを経営している会社の中には親会社が風俗店への女性従業員派遣サービスを経営している団体であったり、そもそも風俗店と連携して女性会員を募集していたというケースが存在します。
こういった風俗店を母体としたデートクラブは女性をデートクラブに入会させるフリをして風俗嬢として登録させ、デリヘル業に近い形態で仕事をさせてしまいます。
やり方としては面談の時に前編の“斡旋業者詐欺”と同じように男性の誘いを絶対断らないよう言い含めてしまい、普段は家などで待機させてデリヘルの男性客から指名が入った時だけ男性会員からオファーが入ったとして女性を男性の元へ向かわせるという仕組み。
女性はデートクラブの会員のつもりで男性と会い、男性は風俗店の女性を利用するつもりでお店に電話をかけ女性と会っている。
これが悪質なデートクラブが行う典型的な“スカウト詐欺”です。
当然女性が会っている男性は女性が求めるハイレベルな男性でない事がほとんどですし、男性側もただ風俗店を利用しているだけですので女性を支援するつもりはありません。
母体によっては「ちょっとまだ男性からオファーがないからとりあえずここでやってみるのはどう?」とスカウトのキッカケとして使う場合もあるようですが、こういったケースもあるので注意しておきましょう。

“スカウト詐欺”の対処法

スカウトの一環としてデートクラブを運営している会社は、そもそも男性会員を募集していません。
ですから、HPなどでも男性に向けたページが極端に少なく、逆に女性に向けたページが過剰な程多い傾向にあります。
最低限面談の直前にHPを確認し、会社概要に記載された運営会社名の検索を行っておきましょう。
また、スカウト詐欺は風俗店の女性従業員を増やす目的で行われます。
デートクラブでは通常コンシェルジュを通して予定の調整が行われるものなのですが、スカウト詐欺を行って女性をデートクラブの会員のつもりで働かせている場合、予定は「〇日に○○に来て下さい」をほぼ決定事項で告げられる事がほとんどです。
ですから、面談の際は男性会員さんとの予定の調整の仕方を質問し、上記の方法になっていないかしっかりと確認しておきましょう。

違約金を稼ぐためにAV出演を強制!“契約書詐欺”

最近はAV女優という職業が比較的ライトなイメージとなり、需要よりも供給の方が上回るようになりました。
ですから、レンタル店で見ることの出来る一般的なAV会社では女優の出演強制はなく、ニュースで話題になったような手口で女性にAV出演を迫るケースはもうほとんどないそうです。
しかし、無修正のAVを出している違法業者の中では未だに女性にAV出演を強要して作品を作るケースが多く、その入り口の1つとしてデートクラブを利用している場合があります。
こういったAV出演強制までの手口は非常にシンプルで、ただ面談の時に『もしも女性が原因で男性に不利益が発生した場合は女性がその責任を負う』といった文言が書かれた契約書にサインをさせるだけです。
これにサインをした女性はその後絶対に身体の関係が結べないような男性と会わせられるか、行為後または行為中に怒って帰るなどといった対応をとるサクラの男性と引き合わされます。
その後、「男性が慰謝料を請求してきた」と嘘を言って超高額な違約金を請求し、その違約金を稼ぐ手段として表面上は優しくAV出演を提案し、親切なフリをしてデビューすることを半ば強制するのです。

“契約書詐欺”の対処法

契約書詐欺は独力で解決することが非常に難しく、出演前・出演後に関わらず弁護士またはNPO法人への相談が必須となってしまいます。
例え契約書にサインをしてしまっていてもこの手の契約は法律上公序良俗に違反する契約だとして無効になりますので、そもそもAVに出演したり、違約金を払う必要はありません。
裁判になれば勝てる確立は高いといえるでしょう。
ですから、悪質なデートクラブ側はなんとしてでも女性の心を折って裁判をするつもりが無くなるようにしてくるでしょう。
AV出演を強制する入り口としてデートクラブで詐欺を働いている反社会的な組織の関係者である事がほとんどですので、絶対に1人で解決しようとせず、一刻も早く専門の組織を頼って下さい。

まとめ

女性をターゲットにしたデートクラブ詐欺は主に女性の体を搾取することを目的としています。
そういったデートクラブで詐欺に遭ってしまうと質の低い風俗店に斡旋されてしまったり、お金を稼ぐ道具として性的な行為を強要されてしまったりして一生の傷になるような扱いを受けてしまいますので、もしそういった被害に遭いそうになった時は今回の記事も参考に毅然とした対応をしていきましょう!